科学放送高柳賞

歴代受賞番組(別ページ)矢印 入賞番組の一般公開矢印 2020年受賞番組矢印

目的・詳細

科学放送高柳賞 楯(▼拡大)
科学放送高柳賞 楯

1. 目的

科学放送高柳賞は、科学技術の振興とその知識の向上に役立つ優れた科学放送番組を奨励し、番組内容の向上に寄与することを目的とした賞です。

2. 表彰内容

1)最優秀賞 1件     表彰楯を贈呈
2)優秀賞2件     表彰楯を贈呈

3. 番組審査

当財団が定める、審査委員会規則及び科学放送高柳賞審査規程に基づき、審査委員会で審査し、受賞番組及び放送局を内定します。
受賞番組及び放送局は理事会の承認を経て決定し、11月下旬に結果通知を郵送いたします。

4. 番組応募(公募)

国内の一般視聴者を対象とした、地上波、BS、CS,CATV等で放映された、次に該当するテレビ番組を対象とします。

1)新しい科学や技術・技能の振興に役立つ番組
2)科学技術の理解、知識の普及向上などに役立つ番組

3)新しい放送技術、番組構成あるいは新規テーマ等によって制作された番組など

・応募は、番組を放送した放送局からの応募とし、1放送局2番組までとします。

・所定の応募用紙に記入し、CMカットのDVDを同封の上、当財団宛て発送してください。

・公益財団法人放送番組センターが運営する放送ライブラリーの施設内で一般公開することを目的として、入賞番組を同センターに提供することを予めご了承ください。
なお、保存・公開に関する権利処理等が必要となった際には、放送番組センターとの間で協議させていただきます。

2019年度 高柳健次郎賞 贈呈式で記念講演された餌取章男委員長の「科学放送賞50年」の講演資料を掲載しました。資料へ >

科学放送高柳賞 2020年受賞番組

歴代受賞番組(別ページ)矢印

番組名「チャンネル4 カネのない宇宙人 ~閉鎖危機に揺れる野辺山観測所~」
●放送局:株式会社テレビ信州    ●放送日:2019年11月30日(55分)

番組 写真

「史上初ブラックホール撮影」
「はやぶさ2小惑星着陸」。
脚光を浴びるニッポンの宇宙研究。
ところが「すぐ役に立つ」 経済的利益を重視する国は、基礎研究の現場にお金のスリム化を迫る。
長野県の野辺山宇宙電波観測所もそのひとつ。
電波天文学の世界的な拠点として半世紀にわたり基礎研究を支えてきた観測所は閉鎖の危機にある。
自らを宇宙人だと名乗る観測所長は、食堂を閉鎖し研究者の受け入れを中止。若手研究者に観測所を離れることを迫り…。
上と下から板挟みになりつつカネに苦闘していた。
一方で、国が用意したのは、防衛装備庁の安全保障技術研究推進制度という助成金。科学の平和利用をうたい軍事利用を明確に否定してきた天文学者たち。 カネのない現場に動揺が広がった。

番組名「iPS細胞が心臓病患者を救う ~世界初の手術 実施までの軌跡~」
●放送局:日本放送協会    ●放送日:2020年5月9日(49分)

番組 写真
8Kカメラがとらえた拍動する心筋細胞

2020年1月、大阪大学医学部附属病院で、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を心臓病患者へ移植する手術が初めて行われた。心臓病に苦しむ患者は世界的に見ても、がん患者と並んで多く、治療に新たな道を開くものと注目されている。

iPS細胞は、どのような細胞にも変わることのできる万能細胞だが、それがどういう変化のプロセスをたどっていくのか、これまで映像で記録したものはほとんどない。NHKでは、8Kによる顕微鏡撮影の技術を開発、血液細胞からiPS細胞が生まれる過程、そして、iPS細胞が、心臓の筋肉となる「心筋細胞」に変化するプロセスを3年以上にわたってつぶさに撮影、さらに大阪大学の移植手術の模様も8Kで記録した。

この映像記録により、これまで知られていなかった、細胞の神秘的で不思議なふるまいが明らかとなり、言葉ではなかなか伝わにくかったiPS細胞の特質やその応用の可能性、そして、細胞の細かな構造、変化のプロセスをわかりやすく、鮮明に伝えるものとなった。8Kによる顕微鏡撮影の記録は学会でも注目を集めており、今後研究への活用が期待されている。

番組名 「クマとタマ ~軽井沢・ベアドッグの取り組み~」
●放送局:株式会社長野放送    ●放送日:2020年6月26日(50分)

番組 写真
クマに吠える親子ベアドッグ

国際的な観光地、長野県軽井沢町。浅間山麓に位置し、別荘地の外周に森林が広がる特殊な地域には、多くの野生動物も生息している。

20年前、人が出したごみを荒らすツキノワグマの出没が増大し、人身事故の危険性が高まった。そこで、豊かな自然を宝とする町が打ち出した方針は、ツキノワグマを駆除せずに、人との共生を目指す町づくり。

その委託を受けたNPO法人「ピッキオ」は、ごみ箱の改良や子ども達への安全教育など、ツキノワグマ保護管理活動に力を注ぎ、更に、日本で唯一の「ベアドッグ」をアメリカから導入。人里近くに出没するツキノワグマを吠えて森の奥へと追い払い、住民の平穏な暮らしを守る犬が「ベアドッグ」。

番組では、国内で初めてベアドッグの繁殖プロジェクトに取り組んだハンドラー(飼育兼訓練士)田中純平さんに密着。出産から子犬の育成、そして子犬がベアドッグとして成長するまでの2年間を追い、人とクマとの共生を考える。

■ 放送期間/2019年9月1日~2020年8月31日 ■ 応募放送局/10局 ■ 応募番組数/13番組

入賞番組の一般公開

入賞番組は、財団法人放送番組センターが運営する、放送番組専門の公開施設「放送ライブラリー」において、 一般に無料で公開されています。

放送番組専門の公開施設「放送ライブラリー」のご案内
    ●場  所:横浜情報文化センター 8F
神奈川県横浜市中区日本大通11 TEL.045-222-2828
    ●交通アクセス:みなとみらい線 「日本大通り駅」 3番出口(情報文化センター口)直結
JR根岸線・横浜市営地下鉄 「関内駅」 徒歩10分
    ●開館時間:10時~17時 (視聴受付は、閉館30分前まで)
    ●休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は、次の平日)、年末年始

財団法人番組放送センターの「放送ライブラリー」は、放送法に基づく、わが国唯一の放送番組専門のアーカイブ施設であり、 NHKと民放のテレビ、ラジオ番組とCMを公開しています。 詳細は、ホームページ http://www.bpcj.or.jp/ をご参照ください。