「高柳健次郎」電子映像表示の実現100周年を迎えて

電子映像表示の実現100周年ロゴマーク
100周年 ロゴ

2026年、私たちは、高柳健次郎博士が世界で初めて電子式映像表示に成功してから100年という節目の年を迎えました。1926年12月25日、「イ」の字をブラウン管に映し出したその瞬間は、映像技術の黎明を告げる歴史的出来事であり、現代の映像メディアの原点でもあります。

高柳博士は「見ることは信じること」という信念のもと、未知の技術に挑み続けました。その情熱と探究心、そして若き研究者としての強い志が、テレビという新しい情報伝達の扉を開いたのです。

この100年間、電子映像表示はめざましい進化を遂げました。モノクロからカラー、4K・8Kといった超高精細へと大きく進展したのみならず、PCやスマホなどあらゆるところで使用され、人々の仕事や生活のビジュアルコミュニケーションとして、必要不可欠のものとなっています。世界中の人々が瞬時に映像を共有し、感動を分かち合える今日の社会は、まさに高柳博士の志がもたらした恩恵と言えるでしょう。

この電子映像表示の実現100周年にあたる本年、高柳健次郎財団は、次の3つのイベントを実施します。

① 高柳健次郎 電子映像表示100周年記念国際シンポジウムの開催:
2026年10月22日(木)、NICTイノベーションセンター(東京日本橋)において、10名の著名な研究者・経営者による講演会を開催。オンラインでの聴講が可能です。
オンライン参加案内はこちらから >

② 記念出版:
シンポジウム開催日に、上記講演者に執筆いただいた原稿を中心とする英語版、約300ページの書籍を発刊。国内外の図書館、大学等に寄贈。ネットによる販売も実施予定。

③ 科学技術館における展示:
2026年7月~9月、小中学生を対象に、高柳健次郎博士の功績や発明の紹介や「イ」字表示の再現したシステムの動態展示。
科学技術館のリンクはこちらです >

高柳健次郎財団は、博士の功績と精神を未来へ継承することを使命とし、これからも若い世代の技術者・研究者の育成に力を注いでまいります。次の100年を見据え、映像と情報のさらなる可能性を追い求める皆さまと共に歩んでいく所存です。 本年が、高柳博士の偉業を振り返り、未来を切り拓く出発点となることを願ってやみません。

公益財団法人 高柳健次郎財団
理事長 末松安晴