第49回 2018年 科学放送高柳健次郎賞 受賞番組

番組名「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」森井大輝(日本/アルペンスキー)【平昌パラリンピック完全版】」
●放送局:株式会社WOWOW    ●放送日:2018年5月4日(54分)

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WOWOWと国際パラリンピック委員会(IPC)が共同で立ち上げた大型スポーツドキュメンタリーシリーズ。

リオパラリンピックが開催された2016年から、東京パラリンピックが開催される2020年まで5年にわたり、世界最高峰のパラアスリートに迫る。

競技においてはもちろん、人生においても自信に満ちあふれ、「これが自分だ!」という輝きを放つ選手たちを描く。ナレーターを務めるのは、西島秀俊。

毎シーズン、世界中の8人のパラリンピックメダリストに密着し番組を制作・放送している中の、シーズン2唯一の日本選手としてパラアルペンスキー日本代表のエース、森井大輝(もりいたいき)に密着。

過去のパラリンピックでは3度の銀メダルに輝きながら、唯一手が届かなかった金メダルを目指した森井が、2018年3月に行なわれた運命の平昌パラリンピックに挑むまでの全軌跡。

番組名「衝撃!未来テクノロジー 2030年世界はこう変わる」
●放送局:株式会社BSテレビ東京    ●放送日:2017年10月29日(114分)

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日々進化を遂げる科学技術。我々の生活は将来、最先端技術によってどう変化していくのか?番組ではモビリティー(交通)、医療、AI(人工知能)といった技術の研究開発の現場を米西海岸や日本国内で取材、2030年に我々の生活がどう変わるかを大胆に予測する。

モビリティー分野では、米西海岸で電気自動車テスラのCEOイーロン・マスク氏が主導する未来型交通網のコンテストをリポート。真空チューブの中を時速1200キロで疾走するという構想に夢を抱く慶応大学のチームにも密着取材した。そのほか実現が視野に入った「空飛ぶクルマ」の最新事情も紹介する。

医療では日本のベンチャー企業が挑む最先端の筋電義手や、体内を巡って病気を治すナノマシンを取材。米国で進む遺伝子レベルのがん診断の実情も報告する。iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥・京大教授をインタビュー、2030年の医療の現場を予測する。

創造・芸術の世界まで視野に入り始めたAIの活用では、いずれ到来するといわれる「AIが人間を超えるシンギュラリティー(技術的特異点)」の時代を見据え議論した。

株式会社BSテレビ東京より許諾を得て、YouTubeで番組紹介版を公開再生

番組名 「 NHKスペシャル シリーズ古代遺跡透視 大ピラミッド発見!
謎の巨大空間 」
●放送局:日本放送協会    ●放送日:2017年11月4日(49分)

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4500年前に作られた世界最大、エジプト・クフ王の大ピラミッド。「人力だけで、どのようにして作られたのか」「クフ王のミイラは一体どこにあるのか」「古来より伝わる『秘密の部屋』は本当に存在するのか」など、今なお数多くの謎に包まれています。

その謎に挑むために注目したのが「ミューオン透視技術」。宇宙線ミューオンが物体をすり抜ける性質を使って、巨大構造物を透視する新技術です。NHKは2014年春から、福島原発事故の廃炉作業のために「ミューオン透視技術」を開発していた2つの研究機関(名古屋大学・高エネギー加速器研究機構)と共同研究体制を作り、ピラミッドを透視するための技術開発を進めてきました。

この技術をエジプトの大ピラミッドの内部に持ち込み、2年がかりの透視調査を行った結果、大ピラミッド内部に、これまで全く知られていなかった「通路」のような空間や、200人乗りの旅客機に相当する驚きの巨大空間があることが明らかになりました。この成果は権威ある英国の科学雑誌「ネイチャー」電子版に掲載され、2日後にこのNHKスペシャルで発表されることとなりました。

■ 放送期間/2017年9月1日~2018年8月31日 ■ 応募放送局/9局 ■ 応募番組数/11番組