研究奨励賞 2015年受賞者

●研究課題
「ユビキタスセンシング環境に基づく人物および行動認識に関する研究」

真部 写真

真部 雄介
(千葉工業大学 情報科学部 准教授 1980年生)

研究概要

スマートフォンやタブレットPCなどに代表されるような通信端末には、カメラや加速度センサ、ジャイロスコープなど様々なセンサが内蔵されている。また、我々の生活環境にもカメラや人感センサ、温度センサなどが様々な場所に設置されており、それらの「モノ」がインターネットと接続されるIoT(Internet of Things)とよばれるユビキタスセンシング環境が急速に進展しつつある。このような環境で期待されているのは、高齢者や子供の見守り、職場における勤怠管理やコミュニケーション・人間関係の見える化、省エネ行動促進などの幅広い応用の実現である。

真部雄介氏は、そのような応用を実現するためには、多種多様なセンサ情報をもとに人間の行動や個人を特定する基礎技術が必要不可欠となると考え、スマートフォンに内蔵された加速度センサの情報から人間の歩行状態を推定し人物を特定する研究や、環境に設置した複数の加速度センサや照度センサ、赤外線センサの情報からモノの動きを特定し、間接的に人物行動を推定する研究を行っている。前者は、平地だけでなく階段昇降時の歩行状態でも人物識別を可能とした点に特色がある。また、後者は、人物を直接追跡することなく周囲の環境の変化から行動を特定している点に特色がある。